On the Shoulders of Value Giants
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すべての数字は、米証券取引委員会(SEC)で公開されている報告書から取り、プログラムで整理しています。報告書の原本にはすべてリンクを付けているので、ご自身で検算できます。

私たちは、バリュー投資家のグループ(当サイトでは「バリュー投資の巨人」、略して「巨人」と呼びます)が四半期ごとにSECへ提出する13F報告書の保有銘柄を、まとめて見ています。巨人たちが共通して資金を投じている企業はどこか、今四半期はどの方向に動いたか、長期の傾向はどう変わってきたか。重点は「全体」にあり、特定の1人の個々の売買を追いかけることではありません。

  • 米国の証券取引所法第13条(f)項により、1億ドル以上の「13(f)証券」について投資裁量権を持つ機関投資マネージャーは、各四半期末から45日以内にSECへForm 13Fを提出しなければなりません。期限が週末や祝日にあたる場合は、翌営業日まで延長されます。
  • 報告するのは四半期末日時点の買いポジション(企業、株式クラス、株数、時価)です。13(f)証券は主に、米国の取引所に上場している株式(米国に上場している外国企業のADRを含む)、クローズドエンド型ファンドとETF、そして一部の転換社債、オプション、ワラントです。
  • 見えないもの:空売りポジション、現金、一般の債券、外国の取引所だけで取引される株式(たとえば香港や東京だけに上場している株式)、オープンエンド型のミューチュアルファンド、非上場企業、そして四半期中に売買した時期と価格。
  • 運用者はSECに申請して、一部の保有銘柄を最長1年間、一時的に非公開にできます。こうしたポジションは、遅れて訂正報告書で開示されるか、最後まで現れません。
  • 公式の説明:SEC「Form 13Fに関するよくある質問」、17 CFR 240.13f-1。

  • ひと言でいうと、バリュー(またはクオリティ)重視であることを公開資料で自ら述べ、継続して報告書を提出し、株式が中心で、少数の銘柄に絞って投資している人だけを、全体の集計対象にしています。
  • 数字で確かめる4つの基準:直近8四半期の継続提出、株式ポジション1億ドル以上、オプションが半分未満、保有銘柄150以下かつ上位10銘柄が4割以上。これにスタイルの判断を加えます。
  • 収録リストは毎四半期、同じ規則で計算し直します。上限は60人で、無理に人数を埋めることはしません。規則の全文と候補者84人の判定表は収録基準にあります。

ポートフォリオ比率その企業の四半期末の時価 ÷ その巨人の株式全体の四半期末の時価(オプションを除く)いいえ
保有する巨人の数その四半期に保有している巨人の数。同じ企業の異なる株式クラスは1人として計上いいえ
総合ウェイト各巨人のポートフォリオに占めるその企業の比重の合計 ÷ その四半期の集計対象の巨人の数(巨人1人につき1票)いいえ
四半期末の株価13F報告書の四半期末の時価 ÷ 株数(四半期末の終値とほぼ同じ)。複数の巨人が保有している場合は中央値いいえ
四半期初の株価前四半期の四半期末の株価(分割調整済み)いいえ
推定売買価格(四半期初の株価+四半期末の株価)÷ 2はい
推定売買金額株数の変化 × 推定売買価格はい
推定平均取得単価買い増しのたびの株数 × 推定売買価格の加重平均。一部売却では取得単価は不変はい
取得単価比四半期末の株価 ÷ 推定平均取得単価 − 1(配当を除く)はい
ポジション変化幅株数の変化 × 四半期末の株価 ÷ その巨人の四半期初と四半期末のポートフォリオ総額のうち大きい方(ポイント)いいえ
買い越し巨人の割合推定で買いが売りを上回った巨人 ÷ 集計対象の巨人はい
純投入率今四半期の推定買い越し額 ÷ 前四半期のポートフォリオ。「純投入率の中央値」は全巨人の中央値はい
回転率買いと売りの小さい方 ÷ 平均ポートフォリオはい
上位10銘柄の比率保有上位10銘柄の比重の合計いいえ
重なり度企業ごとに「その巨人の比重」と「総合ウェイト」の小さい方を取った合計いいえ

用語ごとの平易な説明は用語集をご覧ください。

  • 日々の株価は、データ会社から利用ライセンスを購入しなければなりません。13Fにはもともと四半期末の時価と株数が載っているので、割り算すれば四半期末の株価になり、別に購入する必要はありません。
  • 利点:ライセンスの問題がありません。どの数字もSECの報告書の原本までたどれるので、読者が自分で検算できます。
  • 代償:リアルタイムや日々の株価はなく、四半期中の高値と安値も分かりません。「現在」はすべて最新四半期の四半期末の株価を指し、画面に日付を明記しています。
  • 13Fが示すのは「この四半期に買った」ことだけで、何日に、いくらで買ったかは示しません。そのため、四半期初と四半期末の株価の平均で推定します。四半期中に株価が大きく上下すると、推定は実際からずれます。例:四半期初が100ドル、四半期末が120ドルなら、推定売買価格は110ドルです。巨人が実際には四半期中に80ドルまで下がったところで買っていれば、実際の取得単価は推定よりずっと低くなります。
  • 片方の株価が欠けているときは、もう片方だけを使います。全株売却した四半期に、もうどの巨人も保有しておらず四半期末の株価が分からない場合は、四半期初の株価だけを使います。買った四半期に、前四半期にはどの巨人も保有しておらず四半期初の株価が分からない場合は、四半期末の株価だけを使います。特集「巨人の成績表」の個別事例では、ほかの機関の13Fを使って、こうした株価を補ったり照合したりしています。

  • 金額の単位:2023年1月3日より前の報告書は「千ドル」単位で、その後は「ドル」単位に変わりました。単位を書き間違える提出者もいます。プログラムは同じ提出者の前後の四半期の合計額と株価を照らし合わせ、判断できない報告書は使いません。
  • 訂正報告書(13F-HR/A):「新しい保有銘柄を追加する」訂正は元の報告書に統合し、「報告書全体を出し直す」訂正は元の報告書と置き換えます。一部だけを出し直した訂正は、1件ずつ統合します。
  • 株式分割:まず、企業自身がSECに提出した分割比率(XBRLの財務データ)を使います。提出データがない場合は、複数の巨人の株数が同時に同じ比率で変わり、株価が逆方向に動いたことから判断し、確認できてから調整します。疑問の残るケース(ADRの比率変更など)は企業の発表を調べ、出典を付けて手作業の修正として記録します。確認できないポジションは、売買とリターンの統計に入れません。
  • 証券コードの変更:社名変更、登記上の本拠地の移転、合併、株式交換のときには、証券コードが変わることがあります。同じ保有者たちが新しいコードに移り、株価がつながり、社名も同じ場合は、同じ銘柄としてつなげます。交換比率が1対1でない場合は、企業が発表した比率を使います(例:MeadWestvaco株1株に対しWestRock株0.78株)。
  • 債券とオプション:提出者が転換社債、社債、オプションを「株数」として記載することがときおりあります。証券の種類名(NOTE、DEBT、CALL、PUTなど)で除外し、株式だけを数えます。
  • 資金移管は売買に数えない:保有銘柄の表がまるごと空白の四半期はデータなしとして扱い、「すべて売却」とはみなしません。ほかの運用者への資金の移管や顧客への返還による変化(Bill Miller 2023 Q2、Samantha McLemore 2023 Q2、William von Mueffling 2026 Q2)は、その巨人のページにそのまま掲載して「資金移管」と表示しますが、資金の流れ、純投入率、今四半期のランキングには含めません。
  • 同じ企業の異なる株式クラス:たとえばAlphabetのA株とC株、Berkshire HathawayのA株とB株は、1社にまとめて計算します。株式クラスを乗り換えても、売買とはみなしません。
  • 1999–2013年のテキスト形式の報告書:2013年第2四半期より前の保有銘柄の表はテキスト形式で、プログラムが1行ずつ解析しています。解析した合計が報告書のカバーページの合計額と一致するのは約74%で、一致しないものの多くは、カバーページそのものの誤りか、13(f)証券ではない証券によるものです。
  • 計算できないものは数えない:分割かどうか確認できないポジションや、コードが変わっただけかもしれないポジションは、リターンの統計に入れず、人の手で確認するリストに載せます。

  • 毎四半期、提出期限が過ぎてから更新します。最新四半期がまだ提出期間中のときは、全体の数字に「暫定」と表示します。
  • 巨人たちは順次提出するため、同じ四半期の数字でも、遅れて届いた報告書や訂正報告書によって変わることがあります。

巨人ごとのページに、各四半期のSECの報告書の原本へのリンクがあります。四半期末の株価=報告書の時価 ÷ 株数なので、そのまま照らし合わせられます。

  • 生存者バイアス:収録リストは、今日の時点で規則に従って選んだものです。早い時期に廃業した運用者や、後にバリュー投資家とみなされなくなった運用者はリストに入っておらず、古い年ほどその影響が顕著です。
  • 遅れ:13Fが公表されるのは、四半期末から最長45日後です。目にしたときには、巨人がすでにポジションを変えていることがあります。
  • 推定:売買価格、売買金額、取得単価、リターンはいずれも推定値です。
  • 全貌ではない:13Fで分かるのは、米国上場株式の買いポジションだけです。

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