資金の流れ
巨人たちは全体として買い増しているのか、手を引いているのか。お金はどのセクターに向かっているのか。長期のグラフは1999年から始まります。当時の集計対象は十数人で、しかも今日の視点から選んだ人たちなので、古い年ほど生存者バイアスの影響を強く受けます。
巨人たちは今四半期、約140億ドルの買い越し
直近20四半期。棒は推定金額、黒い点は差し引き。
見方
推定金額=株数の変化 ×(四半期初株価+四半期末株価)÷ 2。13Fでは四半期中の実際の売買価格が分からないため、おおよその金額です。
大口に左右されない売買の勢い
純投入率の中央値=各巨人の「今四半期の推定買い越し額 ÷ その巨人の前四半期のポートフォリオ」を並べ、真ん中の値を取ったもの。買い越し巨人の割合=買いが売りを上回った巨人の割合。
見方
中央値が0を上回れば、半数を超える巨人が買い増していることを示し、その数字は真ん中の巨人の買い増し幅です。中央値を使うので、1~2人の極端な値(たとえば前四半期のポートフォリオがごく小さく、少し買っただけで100%を超える場合)に全体が引っ張られません。買い越し巨人の割合が50%を上回れば、多数が買っていることを意味します。この2つのグラフは巨人1人を1票として数えるので、Berkshire Hathawayのような大きなポートフォリオに左右されません。
純投入率の中央値
買い越し巨人の割合
お金はどのセクターへ
直近12四半期のセクター別の推定差し引き売買額。セクター名をクリックすると詳細を表示します。
見方
各行がセクター、各列が四半期で、数字はその四半期に巨人たちがそのセクターで行った推定差し引き売買です(億ドル、プラスが買い越し)。色の濃さは金額で3段階に分かれ、境目は下の帯に示しています。灰色は2億ドル未満です。「+<0.1」「<0.1%」のような表記は、ゼロではなく表示の桁より小さいことを表します(用語集参照)。
| 単位:億ドル | 2023 Q3 | 2023 Q4 | 2024 Q1 | 2024 Q2 | 2024 Q3 | 2024 Q4 | 2025 Q1 | 2025 Q2 | 2025 Q3 | 2025 Q4 | 2026 Q1 | 2026 Q2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 情報技術 | −70.5 | −40.6 | −237.5 | −770.3 | −264.7 | −59.4 | −42.3 | −56.3 | −133.9 | −60.8 | +27.5 | +88.2 |
| 金融 | −2.3 | −2.4 | −27.7 | −41.8 | −111.0 | −123.1 | −64.2 | −12.9 | +8.1 | −3.6 | −59.6 | +2.4 |
| 通信・ | +23.9 | +4.1 | −6.7 | −32.7 | +14.7 | −4.9 | −4.0 | −17.2 | +2.1 | +0.8 | −0.4 | +25.4 |
| 一般消費財 | +6.4 | −20.3 | −2.1 | +2.2 | +2.7 | −19.6 | −28.9 | +17.0 | −0.8 | −21.9 | −20.5 | −7.4 |
| 資本財 | −22.0 | −26.5 | −0.7 | +36.3 | −3.6 | −1.8 | +35.0 | −8.0 | −11.5 | −7.7 | +4.6 | +27.8 |
| ヘルスケア | −1.9 | −2.5 | +2.5 | +9.9 | −5.7 | +6.5 | +3.0 | +26.5 | +5.5 | −16.7 | +10.8 | +1.3 |
| エネルギー | −18.8 | +40.9 | +1.3 | +8.7 | +9.4 | +9.7 | −0.1 | +5.0 | +2.2 | +12.5 | −91.8 | +13.5 |
| 生活必需品 | −12.9 | +0.1 | −8.4 | −7.5 | −9.6 | +23.5 | −2.9 | −3.9 | −6.6 | +0.1 | −35.4 | −7.7 |
| 素材 | −3.3 | −3.0 | −3.3 | −1.4 | −3.2 | −8.5 | +7.3 | +6.4 | −0.6 | +2.0 | −10.0 | +16.8 |
| 不動産 | −4.4 | +2.8 | −4.0 | −2.5 | −4.4 | −3.2 | −3.8 | +3.3 | −5.7 | −<0.1 | −3.0 | −1.5 |
| 公益事業 | −2.2 | −4.6 | −2.0 | −0.5 | −1.5 | −5.7 | −3.3 | +1.4 | −0.9 | −1.7 | −14.4 | −2.0 |
| その他(未分類・ | −28.6 | −16.9 | −17.8 | −5.3 | −41.0 | −4.7 | −9.3 | −0.8 | +3.1 | −11.6 | −2.3 | −17.1 |
総合ポートフォリオのセクター構成
2013年以降(それ以前の上場廃止企業の多くはセクターを分類できません)。セクターはSECの業種コードで分類し、上位7セクター以外は「その他」にまとめています。
同じ銘柄への集中度と売買の多さ
見方
共通保有の集中度=総合ポートフォリオ上位10銘柄のウェイト合計。高いほど巨人たちが同じ少数の銘柄に集まっています。回転率=買いと売りの小さい方 ÷ 平均ポートフォリオで、巨人1人を1票として数えます。
共通保有の集中度
平均回転率
どのスタイルが買っているか
スタイル別の巨人の純投入率の中央値、直近20四半期。
金額ではなく件数で見る
巨人全体の新規取得+買い増しの件数と、一部売却+全株売却の件数、直近20四半期。
四半期ごとの集計対象の巨人
収録リストは毎四半期、同じ基準で計算し直しています。初期は人数が少なく、全体の数字が1人の巨人に左右されやすくなっています。

